◆正式な病名―肝斑。◆特徴―ひたい、ほおなどに広い範囲で左右対象にあらわれ、グレーがかってぼんやりとした境界線がはっきりしないシミ。比較的深いところに色素があるので内服薬が効果があります。治療にもっとも職人技が必要なシミです。美容皮膚科医の腕の見せどころといえます。◆治療法―肌の乾燥状態、慢性炎症、色素沈着の状態と深さの三つの症状を同時に診断しながらコントロールするためには、タイムリーに薬を加える必要があります。トランサミンやグルタチオンといった飲み薬、ハイドロキノンのような黄白剤軟膏を基本に、レチノイン酸クリーム、ホームケミカルピーリングなどを駆使して治療期問は、1年半〜2年。レーザー治療を行うと一時的に黒くなってしまい、改善するのに数ヵ月間もかかるので。般的にレーザー治療はしないほうがよいといわれていますが、クリニックでは、Qスイッチヤグレーザーやケミカルピーリング、イオン導入などを併用して、治療期間を短縮しています。肝斑のある人は、ほとんどの場合皮膚そのものが、極度に乾燥して、干からびていることが多く、その治療から開始する必要があります。しかし、皮膚の乾燥状態が改善しない場合などは、色素がある程度は確実に薄くなっても、なかなか完全には消えてくれないこともあります。
お酒によって太ってしまう原因は、体内の水分量の問題とかかわりがあります。もともと人体の約6割は水分ですが、アルコールを摂取すると、その作用で毛細血管の透過性(物質の内部を通り抜ける性質)が充進し、体内の水分量が少々ふえ、これによって体内に貯留する本分の量は、63%ぐらいにまで上がります。ふえた3%というのは、体重50キロの人で15キロ、体重70キロの人で22キロに相当します。したがって、お酒を飲んで体重がふえた分は、体脂肪ではなく水分なのです。この状態は、「少しむくんだ状態」を想像するとわかりやすいでしょう。お酒をやめれば、このむくみの分はすぐに排出されます。そのため、毎日お酒を飲んでいる人が禁酒すると、たちまちのうちに2キロ程度は体重がへることになるのです。連日飲酒をすると、体脂肪はふえないけれども体がいつもむくんだ状態になっていると覚えておきましょう。お酒をやめずにむくみを取りたい場合は、クワの葉茶がおすすめです。クワの葉茶を飲むと利尿作用が促されて尿の出がよくなり、余分な水分を体外に排出してくれるのでむくみがすみやかに取れるのです。クワの葉茶は薬局などで入手できます。以上の「おつまみ」と「むくみ」の2点に注意すれば、お酒はかなりの量飲んでもかまいません。
私たちの肌には気温の変化・乾燥・ダニ・雑菌などの外部刺敵から肌を保護するバリアー機能があるのをご存じですか?私たちは日々、このようなさまざまな外部刺激にさらされて生活していますが、この機能が低下すると肌荒れや敏感肌などの症状が出てくるといわれています。たとえば、汗ばむと空気中のホコリなどアレルギーの原因になるものを吸着して、肌が抗原抗体反応を起こし、かゆくなったり、湿疹ができたり……。特に敏感肌やアレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の人にこの症状が見られます。そんなときは肌のバリアー機能を高めること、そして副腎(さまざまなホルモンが分泌される臓器)を強化して、からだの免疫を正常に整えることを心がけましょう。敏感肌で悩んでいるほとんどの人は、なんらかのアレルギー反応や症状がからだにあるケースが多く、副腎のツボを軽く押しただけでも痛がります。免疫強化に効果のあるアロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)をふんだんに使い、副腎機能を強化するマッサージを念入りにすると、症状は改善されてくるでしょう。