新築マンション、部屋探し関連トピック

日本の神々は、後に述べるように仏様も含めて、実に度量がある。つまり、自分以外の信仰対象に嫉妬しない。(もちろん数々の歴史的事件が示すように神仏が政治権力と結びついた場合は別として、である。)これは欧米やイスラム圏の人にはわかりにくい状況であるらしい。だから外国人と会話する時に一番困るのは宗教の話題である。パーティーでは宗教と政治の話は避けるのがエチケットになっているらしいが、少し親しくなると「お前の宗教は何か」と尋ねる人がよくいて、それに対する答えに迷う。

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ぼくはお彼岸に家にある仏壇に線香を上げたりするが、自分が”buddist”だとは言えないし、地元の神社に初詣には行くが”shinto”と言っては誤解を招く。さりとて、とくに信仰を持っていない、と言うつもりで“Noreligion”と答えるのは外国人には非常にラジカルに響くと教えられた。そこでヤケになって”buddismandshinto”と答えることもあるのだが、そうすると二つの宗教を同時に信じるなんてことは、あちらの一神教的思考からすれば、きわめていい加減なものに感じられるにちがいないので、その答えに続けて日本人の宗教観を説明しなければならない。これが実に面倒だ。しかしながらこの、複数の信仰対象を併存させるという寛容さこそが、良くも悪くも平均的日本人の信仰心の昔ながらのあり方で、日本の神仏はそのレベルで、欧米やイごフム圏とは異なった形ながら、人々の暮らしと深く関わりつづけてきたのである。

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